2017年08月19日

真澄携帯小説2950話

サトシ君や、誠君はミュージシャンや政治家を目指すという一面、バイトをしなければならないという一面も持っていた。
ある意味、ミュージシャンに費やす時間より、バイトに費やしてる時間のほうが長かった。
その点、スリーはバイトをしていなかった。
デイトレーダーだけで一日を過ごしていた。
それがスリーの目指した形かどうかわからない。
食べるためなのか、目指した形なのか。
スリーはリビングにほとんど出てこないので皆も聞くことができなかった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

真澄携帯小説2949話

こうへいが、サトシ君にこのシェアハウスの住人は以上のメンバーかと聞く。 「まだ会ってない人いるよ。ほとんど部屋にいて出てこない人もいるんだよ」
「出てこないって、あの狭い部屋からですか?何をされてるんですか?」
「ちらっと見えた瞬間があったんだよね。たぶんデートレーダーなんだ」
「でもデートレーダーって證券取引ができる昼の3時ぐらいまででしょ?」
「いやFXもやってそうなんだよ、だから24時間なんだよ」
どうやら部屋から部屋から出ないデートレーダーも住んでるそうだ。
みんなは部屋番号からその人を「スリー」
と読んでいた。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

真澄携帯小説2948話

こうへいはシェアハウスの住人と顔を合わせ、とりあえずほっとした。
考えてみれば東京に来てから人と話すことはほとんどなかった。
これからカラオケのバイトで人と沢山話すことになりそうだが、
「いらっしゃいませ」
「お部屋はあちらです」
「お時間15分前ですが延長されますか」
そういう店員としての会話になりそうである。
バイト以外で話せる仲間ができた。
ワンルームでなくシェアハウスを選んで本当に良かったと思った。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

真澄携帯小説2947話

リビングにさらに一人現れた。
女性である。
自己紹介すると返してくれた。
「ゆうこっていいます。女優目指しています」
綺麗な女性だった。
クラスにいると断トツに人気がでるタイプである。 学年でも一番かもしれない。
「将来的には映画に出たいと思ってるのよ。あとはテレビのドラマ。ただ今は沢山女優がいるのでなかなかチャンスがないのよ。でもいつかチャンスは回ってくると思うの。そのために今は全力で舞台を頑張るの」 こんなに綺麗でもなかなかチャンスがつかめないんだ。東京という街のシビアさに驚くのであった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

真澄携帯小説2946話

こうへいが聞く。
「どっかの政党に入り秘書とかされてるんですか?」 誠君は説明してくれる。 「まだそういうのはしてないんだよ。今はまだ勉強の時期やねん。だから本や新聞を読んだりしたり、国会中継を見たりしてるんだよ。いずれ秘書とかになりたいんだけどね。今はバイトしながら勉強だね」
サトシ君もミュージシャンをしながらバイト、誠君も政治家を目指しながらバイト、そして自分は有名になることを目指しバイト、はたからみるとフリーターの集まりである。
ただ自分達には夢がある、そんな仲間に囲まれたシェアハウス、こうへいは東京という得体の知れない街で少し安心できた。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

真澄携帯小説2945話

誠君は力説する。
「僕は鍵をかけない世の中にしたいんだ。みんな絶対にちゃんとしていれば鍵がいらなくなるんだよ。自転車の鍵もロッカーの鍵も家の鍵も。ロッカーもいらないかもしれない、そのまま置いておけばいい。パスワードも必要ない、絶対に人のものを見ないんだから。コンサートのもぎりも必要ない、チケットを持ってない人は入らないんだから。スーパーのレジも自分ですればいい。すごくスムーズな世の中になると思うんだ」
こうへいは誠君の話をただただ聞く。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

真澄携帯小説2944話

誠君の話を聞く。
誠君は政治家を目指しているそうだ。
政治家って今まで、親が政治家で地盤を受け継ぐ、官僚から経験をいかし政治家になる、タレントやアスリートから抜群の知名度で政治家になる、というパターンしかないと思っていた。
まったくコネなし、官僚経験なし、知名度なしで政治家になろうとしている。 それに驚いた。
誠君は自分が政治家になったらとろうとする政策を一生懸命語ってくれた。 続く
posted by サバンナ八木 at 09:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

真澄携帯小説2943話

サトシ君の曲を聴かせてもらい感想を話していると、リビングに男性が入ってきた。
ルームメートの人だろう。
サトシ君は「おかえり」という。
こうへいは挨拶をする。 男性は挨拶を返してくれ、丁寧に自己紹介してくれた。
「私は、誠と申します。明るい住みやすい世の中になるように目指してます」
そっから誠君の話は続いた。
どうやら誠君は政治家を目指しているようだった。 いろんな人が集まっているシェアハウスなんだと実感するのだった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

真澄携帯小説第2942話

サトシ君の新曲を聞く。 「さらば、さらば、昨日までの自分とサヨナラ。グッバイ、yesterday、カモーン、トゥデイ」
サトシ君は自分のためだけに歌ってくれている。
それだけで充分だった。 歌い終わってから感想を聞かれたが、「めっちゃ良かった」と言う以外の選択肢はなかった。
「具体的に何処が良かった?」
と聞かれたので、
「カモーントゥデイの所が良かった」と答えた。
サトシ君は、こいつわかってるなという顔をして上機嫌だった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月10日

真澄携帯小説第2941話

サトシ君というルームメートができた。
サトシ君と話す。
サトシ君は、プロのミュージシャンを目指し、東京に来たそうだ。
高校の時にバンドを組んでいたが、サトシ君がプロを目指して東京に行こうと誘ったが、就職したり大学に進学したりと、それぞれの道を進むと言われ解散したそうだ。
今はバンドメンバーを探しながら、一人でも活動しているそうだ。
周りのみんなを後悔させるために、売れるまで地元に帰らないと決めているそうだ。
サトシ君はできたばかりの新曲を歌ってくれた。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする