2015年09月30日

真澄携帯小説2263話

いよいよオープンである。
オープンといっても人通りのない場所である。
六時から店をあけたのだが、お客さんはこない。
時間が経過する。
七時になってもお客さんはこない。
いわゆるご飯時である。 8時になる。
まだお客さんはこない。 その間にいろいろと考えてしまう。
本当に店をオープンしたのはいいけど大丈夫なのか。
九時を過ぎた時に一人の男性が入ってこられた。
ゆり子はマンキンの笑顔で「いらっしゃいませ」と挨拶をした。
続く
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2015年09月29日

真澄携帯小説2262話

ワイン一杯を500円に設定することにした。
ただいろんなワインを飲んで貰いたい、しかしワインの仕入れの値段が違う。 そこで量で調節させて貰うことにした。
焼酎もビールも日本酒もとにかく500円にすることにした。
つまりも全て500円にすることにした。
ワインを三杯飲んでツマミを二品食べて帰れば2500円である。
そういうお客さんに8人来てもらえれば一日2万円の売り上げにある。
週一の休みで25日営業、月に50万円の売り上げ。
家賃が10万円。光熱費、仕入れ、雑費で15万円。 月に25万円の利益になる。
ゆり子はワインの値段を500円に決定した。
続く
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2015年09月28日

真澄携帯小説2261話

一週間、料理も決めないといけないし、値段も決めないといけない、メニュー表も決めないといけない。 飲食をやってみて思った。
値段を最初に決めたらなかなか変えれないという事実があった。
ゆり子は正直、しっかりと店の経理のシュミレーションをしてなかった。
いったい値段をいくらにすればいいのだろう。
タカシと経理について話し合うことにした。
続く
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2015年09月27日

真澄携帯小説2260話

ワインバーでありつつ居酒屋でもある、そんな店にしたかった。
ドリンクは、日本酒、ビール、焼酎、ウイスキー、だいたい置くことにした。 つまみは厨房が狭いので、ある程度仕込んでおけるもの、そして品数をかなり減らすことにした。
レギュラーメニューをおかず絶えず変えておくことにした。
オープンを一週間後に控えて一気に準備をすることにした。
続く
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2015年09月26日

真澄携帯小説2259話

能登半島という看板のテザインを感じのまま、ちょっと洋風に横にずらして書くことにした。
看板とは別に毎日、書き替えられるチョークで書くメニューをかけるボードも買うことにした。
メニューはなるべく旬のものを置くことにした。
旬のものは安くで手に入るし何より美味しいのである。
ずっと通っても飽きない店にしたいと考えていた。 続く
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2015年09月25日

真澄携帯小説2258話

とうとう物件を契約してオープンに向け本格的に動き出すことになった。
居抜きの物件でなるべくそのままの形で使いたいのだが、さすがに看板などは作らないといけない。
そこで店の名前を決めないといけない。
ゆり子とタカシは店の名前を相談する。
フランス語はなかなか覚えて貰えない。
そこで覚えて貰いやすい名前がいいなとなった。
ゆり子は言った。
「私たちの思いでの場所、能登半島って名前はどう?」
優柔不断なタカシは「いいね」とうなづいた。
続く
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2015年09月24日

真澄携帯小説2257話

不動産屋さんから電話がかかってきた。
七人ぐらい座れるカウンターのみの店舗で家賃12万でどうですかという話だった。
ゆり子はとりあえず物件を見に行きますと連絡をした。
駅からは遠く、人通りも少ない、ただ目黒区という場所を考えると家賃はだいぶ安い。
常連さんをつかんでしまえば場所は関係ない。
なんなら人通りが少ないほうが落ち着いて飲んで貰える。
物件を契約することにした。
続く
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2015年09月23日

真澄携帯小説2256話

ゆり子はワインを深く追求するには時間がかかるということで店に置くワインを絞りこんでいくことにした。
赤ワインはチリのカルベネソーブィニオン、白ワインはチリのシャルドネを置くことにした。
チリのワインは、いろんな条件が重なりかなりコストパフォーマンスがよかった。
グラスは割れるリスクはあるのだが、大きなグラスを使用することにした。
ワインバーの出すワインは決めたのだが、まだ店舗が決まっていないという現状だった。
続く
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2015年09月22日

真澄携帯小説2255話

やってみると味を伝えることの難しさを痛感した。 ソムリエのコメント集を見てみる。
すると火打ち石、という表現がある。
火打ち石の味ってどんなんだろう。
それがわからない。
ゆり子はソムリエがコメントしたワインを飲んで味を覚えていくことにした。 すると火打ち石の味がわかってくるだろう。
ワインの表現、石灰、これも味わったことがない味である。
ソムリエになるには果てしない道のりだと感じるのであった。
続く
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2015年09月21日

真澄携帯小説2254話

ゆり子は使えそうな言葉を覚えていく。
粘り、凝縮、果実、スパイシー、黒こしょう、動物的、鉄、豊かな、ふくらみのある、タンニン、穏やかな酸味、バランス。
このような言葉を覚えていく必要を感じた。
ワインを一口のんでコメントする。
「口にいれるととろみがあり、じわっとタンニンが広がっていきます。広がるんだけど、そこにいつづけない、そして口の中を酸味から甘味に変わり広がりをみせる、動物的な味わいがします」
自分でコメントしていてわけがわからなくなってしまうのであった。
続く
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2015年09月20日

真澄携帯小説2253話

ゆり子はチリのカルベネソーブィニオンを飲む。
味が重めで、少し渋さを感じる。
味に深みがある。
これだと思った。
タカシに飲んで見てという。
「うまいね」
タカシのボキャブラリーのなさに肩をおとす。
味の表現力、ワインバーをする時に大切な要素だと感じた。
ゆり子は味の表現方法を研究することにした。
続く
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2015年09月19日

真澄携帯小説2252話

カルベネソーブィニオンというのを調べてみる。
ブドウの種類の名称だった。
そこでゆり子は理解する。
どこのどの地方で作られたか?
どの品種で作られたか? どのシャートー、いわゆる製造者で作られたか?
何年につくられたか? どのような保存状況だったか?
それをどんなグラスで飲むのか?
どんな温度で飲むのか? 何の料理に合わせるのか?
ワインの奥の深さは果てしないことをゆり子は感じでいた。
続く
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2015年09月18日

真澄携帯小説2251話

ゆり子はとりあえずお手軽なワインを買ってみる。 赤ワインを買って飲む。 「美味しいけど味の違いってわかるのかな」
「正直俺もまったくわからないねん」
タカシも味をまったく理解できなかった。
とりあえず、これから夜は毎日いろんな種類のワインを飲んでいこう。
そこから二人のワインについての研究が始まった。 ある時二人が同時にうまいと思ったワインがあった。
ラベルにチリのカルベネソーブィニオンと書いていた。
続く
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2015年09月17日

真澄携帯小説2250話

タカシもワインバーと言われてそれもいいなと思った。
付き合ってる時も優柔普段なタカシだったが結婚してからさらに、ゆり子の尻に敷かれるようになった。 ゆり子はタカシに言う。 「ワイン飲んで研究しようか」
「いいね」
こうして二人はワインをいろいろ飲んでみることにした。
高いワインは飲めないので、お手軽なワインの中で美味しいワインを探すことにした。
続く
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2015年09月16日

真澄携帯小説2249話

安い物件を探す。
駅から離れた場所をさがすことにした。
そして商店街や車が走る道路からも離れた場所を探すことにした。
しかもかなり狭めの物件を探す。
すると一軒家賃八万円で物件があった。
カウンター8人ぐらいが入れる小さな店舗だった。
ありがたいことにトイレと厨房の水回り、クーラー、コンセント、換気扇など最低限のものはついていた。
ただ中で料理をするには小さな厨房だった。
ゆり子は言った。
ある程度家で仕込んで持っていけばここでもいけるよ。
「お好み焼きは難しいからワインバーしない?」
あまりに唐突なアイデアであった。
続く
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2015年09月15日

真澄携帯小説2248話

物件を選ぶにあたってなるべく駅の近くにしたい。 そして人通りの多い場所でやりたい。
そういう条件を出すとどうしても値段は高かった。 20万の家賃は当たり前だった。
20万の家賃といえば光熱費を足すと25万ぐらいになる。
週に一回休むとして25日営業をする。
一日一万円の家賃を稼がないといけない。
これはかなり厳しいとなった。
人通りをあきらめてとにかく家賃の安い物件を探すことにした。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

真澄携帯小説2247話

初期投資をどれだけ抑えられるかというのはかなりのテーマである。
冷蔵庫一つとっても業務用の物は物凄く高かった。 店を借りるとなると店の家賃、光熱費、仕入れ、もろもろの雑費など沢山の支払いになる。
しかも自分達の住む家の支払いもある。
二つの支払いが出てくる。
なので、できるだけ家賃の安い店舗を借りたいのである。
東京の家賃の高さに改めて驚くのであった。
続く
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2015年09月13日

真澄携帯小説2246話

二人は籍をいれ正式に結婚した。
夫婦となった二人はお好み焼き屋さんをオープンするために動き出した。
まずは不動産屋さんに行く。
賃貸の店舗物件を紹介してもらう。
できれば居抜きで借りたいと伝えた。
居抜きとは前のお店の厨房などを残したまま出ている物件である。
初期投資がだいぶ抑えられるのである。
続く
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2015年09月12日

真澄携帯小説2245話

ゆり子はタカシに提案する。
せっかくなら東京でお好み焼きをやってはどうかと。
ゆり子はもう帰らないと決めていた東京で店をだしたいとタカシに伝えた。
タカシはゆり子の意見に賛成した。
そして二人はまだ婚姻届けをだしていなかった。
住民票を東京に置いていたため出すことができなかったのだ。
二人は店長さんにお礼を言って東京に帰ることにした。
続く
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2015年09月11日

真澄携帯小説2244話

お店をだすにあたって場所選びからである。
タカシは地元関西の大阪難波に店を出したかった。 大阪の難波、そのど真ん中でお好み焼きをやりたかった。
それに対してゆり子は反対であった。
大阪にはお好み焼きの美味しい店など山ほどある。 その中で成功することの難しさは容易に想像できた。
しかも難波で店を出すとなれば家賃も用意でない。 ゆり子の話を確かにとタカシは聞くのであった。 続く
posted by サバンナ八木 at 09:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする