2016年03月31日

真澄携帯小説2446話

動いてないのに、疲れてしまう。
知らない間にぐっすり寝ていた。
時間を見ると朝の10時である。
土曜日の10時である。 あと48時間後には銀行が空いている。
安川は決めていた。
部屋から一歩もでないと。
ルームサービスのモーニングを注文する。
安川は和食、ユリは洋食を注文する。
15分もすれば部屋のベルがなった。
注文したモーニングを持ってきてくれただけなのに、ドキッとしてしまう。
安川はその時決めた。
もし今後宝くじを買って当選番号をみる時は平日の銀行が空いている時間にしようと。
続く
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2016年03月30日

真澄携帯小説第2445話

これがステーキか。
本物のステーキの味を味わう。
食後のコーヒーが飲みたくなった。
さっきまで値段にびびっていたのだが一度高いものを頼むともうどうでもよくなってしまった。
一杯1400円のコーヒーを二杯頼む。
これからどんな生活をしていくか、ユリと話す。
「沖縄に行ってゆっくりしようかな?」
「それならタイもいいよ」 ユリもノリノリである。 「あとはまずお金をどうするか、一つの銀行にいれるのか、バラバラにするのか、マンションを買うのか、運用できたらその利益で生活するのもいいしね」
安川はどこに預けるべきか、どう運用すべきか、相談したいのだが、当選したことを隠しておきたいというのがあるので、相談できないことに気づいた。
とにかくまずは日曜日まで守りぬくこと。
それに徹することにした。
続く
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2016年03月29日

真澄携帯小説第2444話

ルームサービスのステーキが届く。
焼きたてのステーキがテーブルに置かれた。
ユリと頂きますをしてステーキにナイフを通す。
今までに味わったことのないぐらいの力のいれなさでナイフがとおる。
そしてフォークをさして口にはこぶ。
「おいしー」
ユリと同時に思わず口に出た。
よくテレビでグルメリポーターが柔らかいと言うシーンを見るがあれは本当だったんだと実感した。
普段食べている肉と圧倒的に柔らかさが違った。
ステーキの上にはレモンとバターがのっていた。
次はバターを多目につけて食べてみる。
またそれがご飯とものすごくあうのだった。
続く
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2016年03月28日

真澄携帯小説第2443話

お腹がすいたのでルームサービスをとることにした。
値段を見てその数字に驚いた。
カレーライスが3000円もするのだ。
サンドウィッチも3000円。
ハンバーグが5400円。
ステーキは8000円した。 ユリとどうしようと相談する。
ユリと出た結論は、カレーライスの3000円は高すぎる、それならステーキにしようとなった。
ステーキは元々高いから、値段の相場すらわからない。
ステーキを注文することにした。
驚くことにライスは別だった。
800円のライスと1200円のスープもたのんだ。
会計は二人で二万円、完全に金銭感覚がおかしくなってきた。
続く
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2016年03月27日

真澄携帯小説第2442話

ジュースを飲み喉を潤し、月曜日まで時間が経つのを待つ。
これからどんな生活をしていくんだろう。
ぼんやりと考える。
この数年でいうと仕事に追われていたように思う。 サラリーマンを経験したし、スナックにも挑戦した。
日々を考えると生活していくためにお金を稼がないといけないという日々だった。
しかしこれからは違う。 働かなくても生活できる。
毎日好きな時間に起きて好きなことができる。
まったく何にもしばられない。
そんな日々が続くのだ。 すごい期待と、不安がいりまじる。
不安はそんな日々に退屈しないかなという不安だ。 前にそんな話しを聞いたことがあるからだ。
現実に未知の生活は二日後には始まるのであった。 続く
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2016年03月26日

真澄携帯小説2441話

ホテルのオレンジジュースを飲む。
ユリも同じく飲む。
1200円である。
ガラス越しに立ち並ぶ景色を見ながら、
「現実にこうやって当たる人っているんだね」
安川はしみじみ語る。
「一人とかじゃないもんね。一回に何人も当たるし、それが一年で季節ごとにある。ジャンボ以外にもロトやビックもある。それが毎年だもんね」
ユリは説得力ある解説をする。
安川はひょっとするとと頭によぎった。
湘南に別荘を持つ井上さんも宝くじで財産を築いたんではないだろうか。
自ら当選して宝くじのパワーを体験している安川にはそう感じた。
続く
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2016年03月25日

真澄携帯小説2440話

オレンジジュースの値段に驚いた。
小さな小瓶のオレンジジュースが600円である。
ホテルの外で買えば130円である。
普段ならありえない値段だが飲むことにした。
月曜日には6億円と交換できる宝くじを持っているのである。
6億円というお金はどれぐらいの数字なんだろう。
年に1200万円使って50年持つことになる。
月に100万円使って50年持つのである。
一生働かなくてもいいことになる。
そんな時、職業に何と書くのだろう。
職業、宝くじ当選と書くのだろうか、いろいろ考えてしまった。
続く
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2016年03月24日

真澄携帯小説2439話

ドアを開け部屋に入る。 その豪華さに驚いた。 いわゆるこれがホテルかと感動した。
広いベット、そして窓からは街並みが一望できた。
部屋に入ると安心感から喉が乾いていることに気がついた。
あまりの緊張感に喉が乾いていることにも気づかなかったのだ。
冷蔵庫のオレンジジュースを飲もうと値段表をみた。
600円と書いてあった。
続く
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2016年03月23日

真澄携帯小説2438話

タクシーで向かうことにした。
高級ホテルはわざと駅から少し離した場所にしてあると聞いたことがある。
来る人を限定するのだろう。
タクシーで到着すると、ボーイさんが出迎えてくれた。
荷物を持ちますよと言ってくれた。
そういうサービスも初めての経験で高級ホテルはこんな感じなんだと感動した。
フロントでチェックインをする。
タクシーを降りてフロントに行くまでに、宝くじの入った財布を確認するためにお尻を10回以上さわっていた。
続く
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2016年03月22日

真澄携帯小説2437話

ネットで高級ホテルを検索する。
見ると一泊4万円と書いてある。
二人で4万円かと思うと一人4万円である。
二人だと8万円である。 しかも二泊するのである。
16万円になる。
普段ならありえない金額なのだが、今手元に6億円の宝くじがあるのである。 安心を得るという意味でおしんではいられない。
すぐに予約をする。
安川は人生初の高級ホテルに宿泊することになった。
続く
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2016年03月21日

真澄携帯小説2436話

「どうしよう」
安川は完全に平常心を失っている。
そこでユリがいいアイデアを出した。
「高級ホテルに泊まってそこでルームサービスをとって月曜日まででなければいいじゃん」
「確かに、その手があったか」
安川はそのアイデア通りに動くことにした。
普段高級ホテルに泊まらないので、どんなホテルがあるかわからないのでスマホのサイトで調べることにした。
続く
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2016年03月20日

真澄携帯小説2435話

下手に動くより、ここのホテルにいたほうがいい。 安川は土曜日と日曜日の二泊連泊できるようにフロントに電話をする。
しかしあいにく満室で部屋がとれない。
6億円の宝くじを持ったまま外にでないといけない。 荷物を整理してカバンにしまう。
宝くじをどこにしまうか。
カバンだとカバンがとられるリスクがある。
財布の中にいれ、ズボンのポケットに財布をしまうことにした。
続く
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2016年03月19日

真澄携帯小説2434話

「どうしよう」
喜びの後にすぐに不安が襲ってきた。
「換金に行こうよ」
「確か高額になると宝くじ売り場では交換できないんだよ。銀行に行かないといけないんだ」
安川はカレンダーを見て今日を確認する。
金曜日だった。
月曜日の夜まで換金できない。
二日間、この宝くじを守り続けないといけないことを意味していた。
6億円を守り続けるのである。
その二日間が安川には恐ろしく遠くに感じた。
続く
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2016年03月18日

真澄携帯小説2433話

宝くじをめくる。
確かに連番を買っている。
すぐに喜びたいのだが、自分を制す。
第何回という番号をもう一度確認する。
ユリのスマホをかりる。 同じように当選番号を見る。
やはり同じだ。
当たったのである。
6億円当たったのである。 安川は自分のほっぺたをつねる。
よく夢でないか、自分のほっぺたをつねると聞くが、まさか自分がするとは思ってなかった。
ほっぺたは痛い。
まぎれもない現実である。
安川は当選したのである。
続く
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2016年03月17日

真澄携帯小説2432話

スマホの画面を見る。
画面を見た瞬間、宝くじを見てる気分になった。
あれっ、スマホを見てるのに宝くじを見てる感じなんだろう。
宝くじを見る、今度はスマホを見てる感じになった。
この瞬間一秒もないのだが、すごくスローに感じた。
同じ数字が、液晶画面と紙に書かれている。
宝くじに当選していた。 連番で買っているのを確認する。
宝くじをめくるのも緊張する感じだった。
続く
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2016年03月16日

真澄携帯小説2431話

今はスマホで当選番号が見れるから便利である。
昔は新聞で確認するか、もしくは宝くじ売り場に持っていき、当選確認の機械に通すしかなかった。
ただあの当選確認の機械は何ともいえないドキドキ感がある。
今もあるので当選確認の機械に持って行くのもいいかもしれない。
今回はスマホで確認することにした。
ジャンボ宝くじを置き、スマホでサイトを開けてみる。
第何回というのを自分の宝くじの所まで持って行く。
続く
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2016年03月15日

真澄携帯小説2430話

「そういや、ジャンボ宝くじ買ってたよな。まだ見てなかったけ」
安川はカバンの奥から宝くじを取り出した。
「当たっていたらどうする?」
ユリが笑いながら言う。 「連番で買ってるから前後賞合わせて7億円だよ。当たってたらいいけど、あり得ないからね」
「でもどこかに当たっている人はいるからね」
「見よっか?」
「見よう」
安川はスマホで当選番号を調べだした。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月14日

真澄携帯小説2429話

安川はいう。
「今まで宝くじは買ってるけど最高で13万当たったのが一番最高かな。ナンバーズ3を買ってて一年ぐらい買い続けて当たったんだよ。当たる時って一瞬だよ。あれっといった感じだったなあ。窓口に持っていったらその額は銀行に行ってと言われてね。行くと宝くじ高額当選者のしおりというのをくれるんだよね。あれは嬉しかったなあ。ちょくちょく買ってるけどあれから当たらないなあ」
続く
posted by サバンナ八木 at 09:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月13日

真澄携帯小説2428話

ユリさんと交代しながら運転をしていく。
3時間ぐらい運転しただろうか。
浜松についた。
とりあえず、泊まるホテルを探すことにした。
今はものすごく便利な時代である。
検索するとすぐに綺麗で安いホテルが見つかった。 素泊まりにしてご飯は外で食べることにした。
チェーン店でなく個人がやっている居酒屋に入る。 ビールで乾杯をする。 車はホテルに置いてある。
ユリさんがいう。
「これからどうなるんだろうなあ。宝くじでも当たればいいんだけどなあ」
続く
posted by サバンナ八木 at 10:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月12日

真澄携帯小説2427話

「やすちゃん」はもともと居抜きで借りていたので返すのも簡単だった。
ゆりさんも自宅を仕事場にしていたので荷物をまとめるだけだった。
二人で東京を後にした。 ゆりさんの車があったのでそのトランクに全ての荷物を詰め込んだ。
捨てれるもの捨てて必要最低限の荷物を詰め込む。 一週間前まではまったく何も考えてなかったのに、今こうしてユリさんと車に乗っている。
まったくあてもない状態でとりあえず車を南に走らせた。
東京タワーが寂しそうに車を照らしていた。
続く
posted by サバンナ八木 at 10:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする