2016年03月11日

真澄携帯小説2426話

ゆりさんと話し込む。
営業中は二人で話し込むことはほとんどなかった。 しっかり話しを聞くと、ゆりさんは大変そうだった。
安川も正直、思っていた理想と実際の生活にギャップを感じていた。
ゆりさんが言った。
「二人でどっかに行かない」
「行こっか」
二人は意気投合した。
安川はスナック「やすちゃん」を閉めることにした。 一時的に閉めるということでなく完全に閉めることにした。
スナック「やすちゃん」は一年間の営業を持って閉じることになった。
続く
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2016年03月10日

真澄携帯小説2425話

店をしめてから行くので、なかなか店があいてなかった。
そこで朝までやっているチェーンの店に行くことにした。
乾杯をする。
店をしめてから飲む酒は美味しかった。
ゆりさんはすでに飲んでいるのだが飲むのでだいぶ強い。
「やすちゃん毎日大変だね、疲れるでしょ」
「そうですね。やっぱりきついですね」
「私も客商売だから疲れるんだよね」
ぶっちゃけた話ですごく話していて楽しかった。
続く
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2016年03月09日

真澄携帯小説2424話

「やすちゃん」のラストは12時なのだが、11時ぐらいに来るお客さんがいた。
ゆりさんという女性のお客さんだった。
安川は接客のマナーとして、込み入った話しは振らないようにしていた。
しかしお客さんのほうから話してこられる分には聞くしかない。
ゆりさんはお昼にどうやらネイルの仕事をされているそうだった。小さい店だが自分でされていた。
安川はお客さんと飲みにいかないようにしていたが、その日はむしょうに飲みたい日だったので、店をしめた後に二人で飲みに行くことになった。
続く
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2016年03月08日

真澄携帯小説第2423話

安川は井上さんに影響されて自由を追い求めたはずで店を始めたのだが、店を維持するとまったく自由な時間がなくなってしまった。
旅行に行けなくなってしまった。
海外旅行に行くとすると四日や五日店を閉めないといけない。
その間に売り上げはない。
家賃は発生する。
そんなことを考えるとまったく身動きできない。
安川はサラリーマンをしてた時のほうが自由なのに半年店をやって気づいたのである。
続く
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2016年03月07日

真澄携帯小説第2422話

安川はスナックをやってみて難しさを感じた。
自分がお客できている店内と、中から見る景色はまったく違った。
安川は最初はテンションをあげてやったが、半年ぐらいするとちょうどいいニュートラルのテンションを見つけそれを維持することにした。
メニューもだいたい安定してきた。
半年間、安川振り返った時にまだ半年かと感じた。 何年も店をやっている人をリスペクトせずにはいられなかった。
続く
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2016年03月06日

真澄携帯小説第2421話

お客さんとしては一緒に飲もうとなるのだが、まだ来るお客さんもおられる。 そこでベロベロになるわけにはいかなかった。
テンションをあげすぎると次のお客さんで少し疲れが出てしまう。
同じテンションというのが難しかった。
話しをしている時に前と同じ質問をしてしまってる時がある。
前に答えたよと言われてはっとする。
お客さんの情報をいれていく難しさを痛感するのであった。
続く
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2016年03月05日

真澄携帯小説第2420話

「やすちゃん」をやりだして一ヶ月ぐらいして時にちょっとまんねりというか、ずっとやりたかったことなのに飽きのような感覚がめばえた。
毎日同じルーティーンでそれがとても心地よくも辛くもあった。
常連さんのエピソードトークも三回目に突入していた。
まったく同じ言い回して話してくる。
それをまったく同じ聞き方をする。
デジャブかという感じである。
スナック、外から見ていた景色とやってみるのでは全然違った。
続く
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2016年03月04日

真澄携帯小説2419話

スナック「やすちゃん」の厨房は狭い。
酒を置いておく場所がそんなにない。
そこで酒はかなり厳選して置いておくことにした。 ビール、焼酎、ワイン、日本酒を置いておく。
ただ焼酎でも芋と麦があり、ワインなら赤と白がある、日本酒なら甘口と辛口がある。
そこで常連さんには酒のカタログを見せ取り寄せることもできるようにした。 その場合はお酒を売る店ということもあり、倍の値段で出すことにした。
酒の倍はだいぶ良心的だとお客さんも喜んでくれた。
やすちゃんは取り寄せる時間はかかるがどんな酒でも飲める店になった。 続く
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2016年03月03日

真澄携帯小説2418話

あと一品は豆腐を使うことが多かった。
シンプルに冷奴にする時もあったし、昆布で湯豆腐にする時もあった。
あとはテンメンジャンをのせて中華風にすることもあった。
卵料理と豆腐は原価の安さがありがたかった。
ウニの板
だし巻きたまご
冷奴
ナンプラーチャーハン
このような流れで料理を出した。
飲んで食べて話して、楽しくお酒を味わって貰う、それがスナック「やすちゃん」のもっとうだった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月02日

真澄携帯小説2417話

真ん中の二品、一品は卵料理を作ることが多かった。
たまごをボールにわり、めんつゆをいれかき混ぜる。
その時に少し砂糖をいれておく。
焼けばだし巻きの完成である。
中に鰹節をいれることもあった。
洋風にする時はマーガリンで焼いた。
すると洋風の卵焼きができるのであった。
続く
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2016年03月01日

真澄携帯小説2416話

三品出す時に一品だけは少しでいいから、これぞという一品を出すことにした。
ウニの板を仕入れてくる。
板で1500円ぐらいする。 それの5分の1ぐらいを一品として出す。
そのウニを出すことで一気に豪華になるのである。 〆はカレーラーメンかナンプラーチャーハンが控えている。
あとは中盤の二品だけである。
最初と最後が強ければかなり献立をつくりやすかった。
続く
posted by サバンナ八木 at 09:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする