2017年03月30日

真澄携帯小説2808話

浜松城は出世城と呼ばれてるそうだ。
徳川家康はもちろん、数々の城主が幕府の重役になったそうだ。
水野忠邦も浜松城を経験して老中になったそうだ。 そういうのを聞くと、何か自分も出世できるんじゃないかという気持ちになった。
浜松城をあとにして、そこから歩いて15分ぐらいの所のスーパー銭湯に行くことにした。
お城から駅とは逆に歩くのだ。
そして左に曲がり坂を登るとその丘にはスーパー銭湯があった。
続く
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2017年03月29日

真澄携帯小説2807話

このリスが住む公園から浜松城の天守閣を見ることができた。
この浜松城は曳馬城に徳川家康が入城し浜松城と改称したそうだ。
1570年の話なので450年ぐらい前の話になる。
石垣を見てみると、切られた石ではなく、ごろっとした石が積み上げられている。
これは野面積みていう積み方のようだ。
天守閣の麓で、安川とユリは街並みを眺める。
450年前、徳川家康も同じ景色を見ていたんだろうと想像しながら眺めるのであった。
続く
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2017年03月28日

真澄携帯小説2806話

一匹のリスを見つけると、その周りに沢山のリスがよってきた。
この人達はこっちに悪いことをするタイプではないのだとリス達感じたのだろう。
葉っぱや幹に隠れていたリスがいっせいに集まってきた。
リス達の足の裏はどうなっているのだろうというぐらい、木での身のこなしが軽い。
この浜松城の公園の木にリスが沢山住んでいるのであった。
続く
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2017年03月27日

真澄携帯小説2805話

木をずっと見ている。
今度は上から下に影が動いた。
影が動く先に、先回りして目線を配る。
そこには可愛いクリクリの目をしたリスがいた。
よくアニメに出てくるリス、まさにあれである。
あのリスは誇張して書かれたリスでなくて、リアルにこんな感じなんだと納得した。
尻尾が真ん丸で可愛らしかった。
続く
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2017年03月26日

真澄携帯小説2804話

木を見つめる。
「何か丸いの動いたよ」
「ほんとう?」
「何かフワフワの丸いのが葉っぱに隠れたよ」
ユリはそう言う。
長い旅をしてきて、車で走っている時に、野生の動物を見つけるのが上手なのはユリだった。
イタチが道を素早く走るのを見つけたり、木の横でじっとしているタヌキを見つけたり、暗闇で目だけが光る鹿を見つけたこともあった。
そんなユリが言うので信頼性があった。
続く
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2017年03月25日

真澄携帯小説2803話

小さな影を追うように見る。
何かが動いたようだ。
安川が気になり出したのを見て、ユリも木を見る。 「何かいるの?」
「何かいそうやな。何か動いてん」
そう言った瞬間、次は上に気配を感じた。
何かが動いた、そこにはもう何もいない、しかし葉っぱは揺れている。
何者かが揺らしたのだろう。
この木には何者かがいるのである。
続く
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2017年03月24日

真澄携帯小説第2802話

浜松城の横に大きな芝生の公園があった。
もともとは浜松城の一部だったのだろうか、芝生が敷き詰められていて、そこから天守閣を見ることができた。
家族連れがそこでお弁当を食べたりしている。
もっと人が集まってもおかしくないのだがそれほど人がいない。
そして観光客もほとんどいない。
プライベート芝生のように満喫することができた。 そして公園にある樹木を見た。
そこに小さな動く気配を感じた。
続く
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2017年03月23日

真澄携帯小説第2801話

浜松駅の前を散策する。 新しいビルが沢山たっている。
しかし広場などがあり、ものすごく住みやすそうである。
駅前から歩いていく。
飲み屋街が人でにぎわっている。
しかしごちゃついているわけではない。
この街はちょうどいいバランスがとれているんだなと安川は感じた。
そのまま歩く。
浜松城が見えてきた。
道を渡るのも地下通路がある。
とても便利である。
続く
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2017年03月22日

真澄携帯小説第2800話

きしめんを食べ名古屋を後にする。
滞在時間は二時間ぐらいだった。
ただ美味しさはまだまだ引きずるのだった。
そこから東京方面に車を進める。
そして途中に寄りたい街があった。
それは浜松だった。
浜松はとても街並みがきれいというのをスナック能登半島のお客さんが言っていたのを思い出したのだ。 名古屋から浜松、きしめんを食べお腹がいっぱいのまま、あっという間に到着した。
続く
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2017年03月21日

真澄携帯小説第2799話

きしめんを食べて正解だった。
今まで食べたどの、きしめんより、平べったい麺だった。
平べったいのだが、麺が薄くてコシがあるので、決して重くない、ごてっとならないのである。
スルスルと入ってくる。 しかも平べったい。
美味しいダシをしっかり絡ませて入ってくるのである。
これが、きしめんの魅力なのか。
大満足で店を後にするのであった。
本当に美味しいものは、食べる前の見た目、食べている時、食べ終わった後、そして店を出たあとも美味しさを引っ張るんだと思った。
そしてまた思い出す。そして店に来て再会。
このきしめんはそんな美味しさだった。
続く
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2017年03月20日

真澄携帯小説2798話

栄から歩いて五分ぐらいの所に老舗のきしめん屋さんがあった。
手打ちきしめんをだされているようだ。
店内は昔風の落ち着いた雰囲気だった。
きしめんを食べにきたのだが、隣の席の人が食べているカレーうどんが無性に気になった。
どうしよう。
カレーうどんにしようか。
誘惑がきた所で店員さんがきた。
「せったくだから、きしめんにしよう」
ユリが決めてくれた。
こういう時は男の方が優柔不断だったりするのだった。
続く
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2017年03月19日

真澄携帯小説2797話

きしめんを食べに行く。 きしめん、麺が平べったいのが特徴である。
昔、料理マンガで読んだのだが、太い麺の方が細い麺より、汁に触れる面積が小さくなるので出汁の味が濃いと読んだ記憶がある。 そう考えると、きしめんのスープは少し濃いめということになるのだろうか。 よく考えたら、きしめんを名古屋駅の新幹線のホームの4号車の所にある、立ち食いきしめんしか食べたことがなかった。
いっつも新幹線が来るのを焦りながら食べている思いでしかなかった。
そしてあそこのきしめんはかなりうまかった。
続く
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2017年03月18日

真澄携帯小説2796話

大阪から東京に向かう。 せったくなのでゆっくり楽しみながら向かうことにした。
朝に大阪を出て昼前に名古屋に到着した。
そこで昼ごはんを食べることにした。
名古屋といえば、きしめん、味噌かつ、ひつまぶし、何にしようか。
安川はユリと相談する。 食べたいものは、「きしめん」二人の意見が一致した。
同じ生活をしているので食べたいものも似てくるのだった。
最初はユリの気遣いで一致していたのが、本当に好みが似てきたのだ。
続く
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2017年03月17日

真澄携帯小説2795話

役者になってみたい。
役者になるにはどうしたらいいのだろう。
東京の下北沢が演劇の街というのを聞いたことがある。
とりあえず下北沢に行ってみようかとなった。
考えてみたら東京にもだいぶ帰っていない。
ユリと日本全国を旅したが出発した東京にはまだ帰ってなかった。
久々に東京に帰ることにした。
ユリも久々の東京に嬉しそうだった。
続く
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2017年03月16日

真澄携帯小説2794話

芝居を見に行く。
100人ぐらいのキャパの劇場だった。
お客さんは八割ぐらい入っていた。
ステージが始まる。
近くでみる生の舞台の迫力は凄かった。
これが演劇というものか。
その一つ一つのセリフに魂がこもっていた。
2時間の舞台はあっという間に終わった。

安川はユリに話す。
まだ興奮さめやまない。 「役者ってめっちゃいいよな」
「かっこいいね」
ユリは安川の性格を熟知していた。
「やってみたい」
「いいかも」
安川は役者というものになってみたくなった。
続く
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2017年03月15日

真澄携帯小説2793話

カフェで朝食をとりながら、安川は昨日貰ったチラシを見る。
聞いたことのない劇団だった、というか安川は今までほとんど演劇というものを見てこなかった。
ドラマも今まで見たのは、西部警察、金八先生、スクールウォーズ、不良少女と呼ばれて、高校教師、半沢直樹、下町ロケット、ぐらいだった。いわゆるメガヒット作品して見てこなかった。
一度、生の舞台というのを見てみたくなった。
ユリもチラシを見て興味を持ったようだ。
二人で芝居を見に行くことにした。
続く
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2017年03月14日

真澄携帯小説2792話

指輪を渡しおえ、バリのレストランでデザートを食べご満悦の二人にチラシを渡してくる男がいた。
髭がはえ、明らかに妖しい雰囲気がある。
妖しいといっても人に危害を加えそうな妖しさではない。
なのでチラシを受けとる。
チラシを見てみると、舞台の宣伝であった。
この男は劇団の人間なのだろう。
受け取った瞬間、
「舞台やるんで見にきてください」
腹から出る声量、役者なのだろう。
安川はチラシを受けとりポケットに入れた。
続く
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2017年03月13日

真澄携帯小説2791話

粒ダイヤを光にかざしキラキラするねと何回もいろんな角度で見てくれた。
「こんな高価な物ごめんね」
「本当にめっちゃ安かってん。というか結婚したら二人共通のお金になるから、あんまり高いもの買っても困るやろ」
「そっか」
夫婦になるという実感がわいてきてユリはじわじわと喜びが込み上げてきた。 続く
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2017年03月12日

真澄携帯小説2790話

ユリは見た瞬間、あまりの嬉しさに声がでなかった。
そしてどう答えていいかもわからなかった。
「はめてみて」
安川はそう言いながら、ユリの左の薬指に粒ダイヤの指輪をはめるのであった。
サイズがちょうどだった。
何回も何回もユリの指は見ているのだが正式なサイズというのはわからなかった。
いつも見ている感じでサイズを決めたのである。
「綺麗、ありがとう」
ユリの目はうるうるしていた。
続く
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2017年03月11日

真澄携帯小説2789話

バリ料理を食べ、お酒もいい感じでまわった所で、安川はさっき買ったダイヤを出した。
「いいのあったわ」
ユリはえっという顔をした。
まさかさっきの1時間でダイヤを買っているとは思わなかったのだろう。
ずっと一緒にいたから安川がダイヤを買うタイミングがないと思いこんでいたようだ。
「開けてみて」
ユリはゆっくりとダイヤケースを開ける。
続く
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