2017年11月30日

真澄携帯小説3054

防波堤に座り海を眺める。
海風が吹きサラサラとして気持ちいい。
次郎がスマホで音楽を流す。
まだ夏は先だが気分は夏である。
実際の夏になると人がいっぱいになるだろう。
このほとんど人がいない感じが好きだ。
彩月の髪が風でなびく。 次郎はそこで言う。
「付き合おうか」
なぜそんなことを言ってしまったかわからない。
風がそうさしたといえばそうだ。
付き合う以前に彩月は結婚している、人妻である。 「うん」
彩月は笑顔でうなづいた。
二人は付き合うことになった。
よくわからない状況で、矛盾だらけなのだが二人は付き合うことにしたのである。
続く
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2017年11月29日

真澄携帯小説3053

部屋に荷物を置き、ビーチに行くことにした。
着替えてサンダルになる。
道を渡ればビーチだ。
まだ海開きはしてないので海に入ってる人はいないが、ビーチバレーをしている高校生や、犬の散歩をしている人がいた。
サンダルに入ってくる細かい砂が気持ちいい。
水際まで行く。
波に濡れないようにするがたまに大きいのがきて濡れてしまう。
まだ海の水は冷たかった。
防波堤の方に行くとテトラポットに小さなカニがいる。
次郎がつかまえようとすると素早く逃げる。
それを見て彩月は笑うのであった。
続く
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2017年11月28日

真澄携帯小説3052

お店を出てホテルに向かう。
駅前の商店街から坂を下りビーチの方に向かう。
坂から海が見えた。
車は通れない人が通るようの細い道を歩く。
階段があり、彩月をかばう感じで手をつなぐ。
ホテルはビーチの真ん前にあった。
綺麗なシティーホテルといった感じだ。
チェックインをすまし、部屋に入る。
部屋から海が見える。
180°オーシャンビューである。
お風呂もチェックする。 アメニティグッツも充実している。
「こんないい部屋ありがとう」
次郎は彩月をぎゅっと抱きしめるのであった。
続く
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2017年11月27日

真澄携帯小説3051

刺身も美味しかったが、金目の煮付けもまけていない。
新鮮な金目を煮付けにしてあるからだろう、食べた時の弾力がちがう。
そして煮汁が絶妙だ。
ご飯に煮汁をかけて食べてみる。ちょっと行儀が悪いようだがこれが旨い。 彩月にもすすめる。
「おいしい」
こんな食べ方をできるのも、お互いに心を許してるからだろう。
お互いに、自然のままの自分を出せるようになってきた。
そしてその自然な姿がさらに居心地の良さを感じさせるのであった。
続く
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2017年11月26日

真澄携帯小説3050

店に入る。
ランチのメニューがある。
金目鯛の煮付け定食と地魚の刺身定食を注文する。 駿河湾でとれた魚を頂く。
アジの刺身、醤油につけると醤油が少しひかった。 それぐらい脂がのっているのである。
最初は弾力、そして徐々に口の中に脂が広がっていった。
「おいしいね」
「ワタシ、こんな美味しい刺身食べたのはじめて」
彩月からそんな言葉を聞けて次郎は嬉しかった。
続く
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2017年11月25日

真澄携帯小説3049

熱海に到着する。
駅前には新しくできた足湯がある。
空いていたのでさっそく足湯につける。
「何か旅行に来たって感じするね」
「ほんと、やっとこれたね」
熱海に来ると開放感があった。
行きの新幹線で二人で見ていたガイドブックにのっている、魚の美味しい定食屋さんに行くことにした。 アーケードに入る。
お土産屋さんや、干物の店なとが並んでいる。
アーケードを少し入り小路に入った所に、その定食屋さんはあった。
「見つけたよ」
東京で見る彩月より無邪気に感じるのであった。
続く
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2017年11月24日

真澄携帯小説3048

計画は実行された。
品川駅のカフェで待ち合わせする。
次郎が到着すると同時ぐらいに彩月も到着した。
テイクアウトできるので、ラテを二つテイクアウトする。
こだまで40分ちょっとでつくので空いてそうなので自由席をとる。
D席とE席が空いていたので二人並んで座ることができた。
次郎は通路側、彩月は窓側。
次郎はそっと彩月の太ももの上に手を置く。
彩月はその手の上にそっとカバンを置くのであった。
続く
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2017年11月23日

真澄携帯小説3047

遊園地を楽しみ、家に帰る。
彩月は今度は温泉に行きたいなとメールを送る。 「温泉行きたいなあ。次郎君と温泉でゆっくりしたいなあ」
次郎は返す。
「温泉いいね。どこの温泉がいいかなあ。箱根か熱海かなあ」
「海が見えるから熱海の方がいいかなあ。ゆっくりしたいから泊まりでどう?」 「熱海いいね。泊まりで行きたいなあ。でも泊まっても大丈夫なん?」
「今度、泊まりの出張の日があるの。その時だったら大丈夫だよ。早く次郎君とお風呂入りたいな」
「僕も彩月と入りたい」
二人は計画を立てるのであった。
続く
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2017年11月22日

真澄携帯小説3046

ソフトクリームを食べた後は観覧車に乗る。
向かい合わせに座っていたのを、少し上にあがると、並びで座り直した。
二人きりである。
少しだけ脚が重なりあうように座る。
もう少しでもテッペンかなという所で、次郎は彩月のうなじを引き寄せる。
彩月もそのまま次郎の方に吸い込まれる。
てっぺんにのぼった一番見晴らしのいい場所を二人は見てなかった。
少し下った所でやっと景色を見ることになった。
遊園地を楽しんだ二人、また家に帰って次のデートの約束を計画するのであった。
続く
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2017年11月21日

真澄携帯小説3045話

二人はジェットコースターにも乗る。
ゆっくりとガタガタと音をたて上っていく。
この瞬間がある意味一番怖い、そして一気に下る、次郎は両手を上げる、それを見て彩月も両手を上げる。
フードコートでソフトクリームを食べる。
平日の遊園地のフードコートにはほとんど人はいなかった。
次郎は彩月に言う。
「好き」
彩月も言う。
「好き」
続く
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2017年11月20日

真澄携帯小説3044話

女性は好きになった男性の好みでファションが変わるのだろう。
彩月は次郎と並んでいると誰もがカップルだと思うようにファションが二人の中で馴染んでいった。
遊園地に行こうと意気投合し、遊園地に行くことになった。
平日の遊園地は想像以上に人がいなかった。
どの乗り物も待ち時間はない。
椅子にのって、ぐるぐる回る乗り物があった。
「あれ懐かしい、小さい時乗ったわ」
「わたしも」
二人で椅子に乗りグルグル回る乗り物に乗ることにした。
続く
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2017年11月19日

真澄携帯小説3043

彩月は前よりファッション雑誌を読むようになった。
次郎の喜ぶ顔が見たかったのだ。
彩月は次郎がどんな感じのファッションが好きなんだろうと、何となく聞いてみたがいまいちつかめなかった。
ただ前に可愛いねといわれたワンピースの感じは好きなんだろうと、それぐらいしかわからなかった。
派手な感じでなく、極りすぎずに、清潔感のある感じ、それをイメージして雑誌をリビングでめくるのだった。
最近、ファッション研究してるね、旦那にそう言われるのであった。
続く
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2017年11月18日

真澄携帯小説3042

次郎は言う。
「めっちゃ笑ってしまいますよね。ここ可笑しいですよね」
そう言って、フロントに電話をした。
フロントの人は不思議そうな感じであった。
結局、ドアを開けてソファーに座っただけでお金を払ったようなものである。 二人はホテルから出てきた。
そして近くの喫茶店に入る。
アイスコーヒーを飲みながら、次郎は言う。
「あんな部屋あるんですよね。思わず笑ってしまいましたよ」
「ねっ。でも何かドキドキしたなあ。もう少しあの部屋にいても良かったかも」 二人は部屋を思い出してクスクス笑ってしまうのであった。
続く
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2017年11月17日

真澄携帯小説3041話

部屋に入る。
部屋に入ると、ソファーに大きなベッド、そして、ガラス張りのお風呂、天井と側面が鏡になっていた。 正直、とりあえず二人でゆっくりしたいということで入ったが、この雰囲気はそういうムードそのものだった。
正直、どこに目を向けていいかわからなかった。
この雰囲気がお互いの罪悪感を大きくした。
もしかしたらそうなってしまうかもしれない、そう思ってはお互いにいたけれど、ここまでの感じだと本当にそうなってしまっていいのか、葛藤がおきるのであった。
続く
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2017年11月16日

真澄携帯小説3040話

二人が向かったのは、繁華街から少し入った所にあるホテルだった。
ホテルは入り口に植え込みがあり、入っていく所を他人に見られないような造りになっていた。
もちろん二人は他人に見られたくない。
入り口に立つ。
ガシャーンという大きな音をたてて自動ドアが開く。
空いている部屋のパネルが光るシステムになっていた。
ほとんどの部屋はうまっており、空いている部屋は二つだった。
洋室か和室っぽいのか。 迷わず洋室っぽいのを選択する。
ボタンを押すと、廊下に矢印が点灯し部屋を案内してくれるのだった。
続く
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2017年11月15日

真澄携帯小説3039

次郎は彩月とまた前の公園に行くことにした。
手を繋いで公園までいく。
そこで二人で会話をするわけでもなく、お互いの目を見てよりそう。
次郎は彩月に言う。
「二人きりになれる場所に行く?」
そこで彩月は少し間を置いて
「うん」
と答えた。
彩月も今日は何かあるかもしれないと覚悟をしていたようである、ただ一歩を踏み出すのにためらいがあったのだ。
次郎と彩月は二人きりになれる場所に向かうのであった。
続く
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2017年11月14日

真澄携帯小説3038

待ち合わせは前のカフェだった。
人がほとんどいないので安心して会えるというのがあった。
次郎が先についている。 彩月が到着する。
「今日のワンピースすごく似合ってるね」
おもわず次郎は口に出してしまった。
それぐらい似合っていたのだ。
前にあった時よりいい、お互いにそれを感じた。
彩月の薬指には既に指輪はなかった。
続く
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2017年11月13日

真澄携帯小説3037話

彩月は今の生活に満足していた。
旦那さんは優しい。
なんの問題もない。
ただ頭にこの前の記憶が残っていた。
この前のことを忘れよう、忘れようとした。
そうすればそうするほど頭から離れなかった。
何度も携帯を見る。
そしてかけてはいけないと制御していた。
携帯を見る。
押してしまった。
つながった。
次郎だった。
繋がった瞬間から、前の続きである。
しゃべると会いたくなるのである。
二人はあうことにした。 彩月はリビングから飛び出し、次郎のもとに向かうのであった。
続く
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2017年11月12日

真澄携帯小説3036話

友達でない二人、これからどういう関係でいたらいいのだろう。
次郎は彩月を駅まで送った。
また次いつ会えるかもしれない、そんな寂しさをかかえ手を振るのであった。 彩月も同じ思いだった。 これが最後になるのだろうか。
何ども振り返り、彩月は手を振るのであった。

あの出来事は夢だったんだろうか、そんな思いになるほど平坦な日々を彩月はすごしていた。
結婚して引っ越したリビングが大きなマンションのソファーに座りながら思いにふけるのであった。
続く
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真澄携帯小説3035話

キスはほんの数秒だった。
同じように時間が流れている。
考えてみれば、朝の忙しい時も、夕方のぼーとしている時間も同じ10分である。
しかしその体感は全然違う。
日々のルーティンでしなければいけない10分と、空白の10分では感じ方が違うのだ。
決まった数秒という中では、二人のキスはあまりに内容の濃い時間であった。 友達はキスをしない。
二人はもう友達ではないのである。
続く
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