2019年04月30日

真澄携帯小説3573

投票がしめきられる。
そして、開票である。
選挙事務所で開票をみまもる。
マスコミも沢山きている。
これは、長年守ってきた政治家の家系が、ついに新鋭に敗れる瞬間をとらえようというカメラであることは容易に想像がついた。
テレビで当確の政治家が発表されていく。
重苦しい空気が事務所に流れるのであった。
続く
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2019年04月29日

真澄携帯小説3572

選挙も終盤にさしかかってきた。
相手の勢いが少しとまった感じがした。
やはり年輩の方は保守的である。
その親の代から選挙といえば、我が家に入れてもらっていたのである。
そして、選挙当日にさらにこっちに風が吹き出した。
選挙当日は雨であった。 こうなると若者の票を狙っている新鋭には厳しくなる。
続く
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2019年04月28日

真澄携帯小説3571

選挙カーから手を振っていると、驚くぐらい、相手の意志がわかる。
好意をしめしてくれる人、あまりよく思ってない人、そして無関心。
この無関心が一番多い ほとんどが無関心といってもいい。
ただ選挙になると投票をする。
無関心といってもやはりよく見られているのである。
その人たちからどれだけ指示が獲られるか、それがかなりのポイントになるのである。
続く
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2019年04月27日

真澄携帯小説3570

選挙期間に入った。
選挙カーに乗り、選挙活動をしていると、相手候補とすれ違うこともあった。 そこにはかってのスタッフが乗っていた。
そのスタッフは人通りの多い道を知っていた。今までの選挙のノウハウを相手候補に教えているのである。
相手候補といっても今はその候補のスタッフなのだが。
さすがに気まずそうだったが、礼をすることもなくすれ違うのであった。
続く
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2019年04月26日

真澄携帯小説3569

一度、崩れた陣営を建て直すのは必至だった。
とりあえず残ったメンバーだけで選挙を戦うことにした。
そして、選挙期間に突入する。
選挙のポスターを撮影してくださる写真屋さんは父親の代から同じ店である。 選挙のポスターの撮影の仕方というのがあるようである。
写真屋の指示通りに撮影が進む。
出来上がったポスターを見ると失った自信を取り戻してきた。
続く
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2019年04月25日

真澄携帯小説3568

スタッフが相手陣営に流れたことに衝撃があがった。
そして、そこから、一気に潮目がかわりだした。
スタッフが流れたというのは、スタッフに対してちゃんとしてなかったんだという意見が出だした。
親の代の時は、選挙に受かった時は、手厚く御礼をしていたというのだ。
そういう目に見えない部分がスタッフとの関係に亀裂が走ったんではないかと。
選挙に向けてガタガタになってきた。
続く
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2019年04月24日

真澄携帯小説3567

後援会の中でも大丈夫かという意見が出てきた。
中には、まったく結果を出してないじゃないかという人まで出てきた。
こんな短期間で実績を残せるわけがない。
そんなことを言い出す人は、勝ち馬に乗りたい人である。
選挙で勝つ方に乗りたいのである。
そしてそれが現実になった。
こちらのスタッフの一人が相手の方に流れたのである。
続く
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2019年04月23日

真澄携帯小説3566

親のさらに親の代から地元の後援会に支えられ、議員を代々続けてきた。
その選挙区に、対抗する政党が刺客を送り込んできた。
それは、ITの寵児と呼ばれた男であった。
時代の寵児となり、経済での成功以外に、政治家としての道も進んできたのである。
後援会の中でも不穏な空気が流れた。
続く
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2019年04月22日

真澄携帯小説3565

料亭からクラブに流れるというのがお決まりのコースになっていた。
東京での生活は寂しかったのかもしれない。
嫁を地元に残してきた。 選挙の地盤の地元を切り盛りする必要があった。
そんな矢先に、霞ヶ関に不穏な空気が流れ出した。 今の政権が解散総選挙するというのだ。
選挙をして議員になりようやく、地に足がついてきたころである。
不穏な空気が現実になろうとしていた。
続く
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2019年04月21日

真澄携帯小説3564

民間で働いていた時も大変だったが、政治家になり、緊張感と重圧を感じるようになった。
そして、自分を取り巻く環境が大きく変わったのも実感した。
秘書がつき、みんなが先生と呼ぶ。
会合に行くと一番いい席に招待されるのである。
会合で料亭に行かせて貰う。
個室から庭を眺め、季節の料理を頂くのであった。 続く
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2019年04月20日

真澄携帯小説3563

よくちまたで、現場で決めて進めていくと、上からの意向で違った方向に進んでくれと言われることがある。
その時に、現場の責任者は部下に上の政治だからという言葉をつかったりする。
例えばのはなしなのだが、物事を調整する、決めていく、駆け引きをする、を政治だからと表現するぐらい、政治の世界はいろいろあるんだろうと思ってしまう。 続く
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2019年04月19日

真澄携帯小説3562

銀座のクラブの支払いは後日、店からの請求であった。
これはある意味、自分が店から信用されているということである。
そして、一度そのママのお客さんになると、ずっとそのママさんのお客さんということになる。
お気に入りの女の子ができても、それはママさんを通して席について貰うということになるのである。
全く知らない世界を一つ一つ覚えていくのであった。
続く
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2019年04月18日

真澄携帯小説3561

地元の後援会のおかげで、見事当選することができた。
議員宿舎や事務所は東京の霞ヶ関である。
東京という場所に来たことがないので圧倒された。 ただ東京という街は、権力がある人、お金がある人には優しい街である。
銀座のクラブに通いだし一気に交遊関係も広がった。
続く
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2019年04月16日

真澄携帯小説3560

親から引き継いだ地元で後援会もスタッフもそのままで選挙に挑んだ。
地元というのはすごい。 何々さんの息子だったら応援しようと周りはあったかかった。
そして選挙スタッフもなれている。
みんな指示しなくても自分の意思で動いてくれた。 そのスタッフは自分がまだ小さい時から協力してくれている人もいた。
続く
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2019年04月15日

真澄携帯小説3559

ママさんのお客さんに政治家がいた。
新人議員であった。
親が政治家で、親が持病を悪化させ、選挙に息子をたて、見事当選して今、議員である。
幼稚園から大学まで一貫教育、エスカレーター式の学校を卒業して、商社に勤めていたのだ。
入社三年目で紹介の呑み会で出会った女性と付き合い、結婚をしていて、急に舞い込んで議員生活をしていた。
続く
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2019年04月14日

真澄携帯小説3558

ママさんのお客さんの政治家、大臣もいる。
最初から大臣だったわけではない。
大臣になったのだ。
ママさんのお客さんは出世するというジンクスができつつあった。
これは、出世するような人は、ママの店を好むという傾向があるのかもしれない。
ママは決して自分からは営業しない。
それがお客さんに好まれてる理由の一つかもしれない。
続く
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2019年04月13日

真澄携帯小説3557

ママのクラブは銀座でも有名だった。
お客さんは本当にいろんな人がいた。
大企業の社長や役員、政治家、プロ野球選出、幅広い層から利用されていた。 それはママさんの人柄にあるのだろう。
その店に通うことが一つのステータスになるのである。
その店では様々なビジネスや案件が決まっていくのである。
続く
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2019年04月12日

真澄携帯小説3556

黒いスーツの男が、暴走族建ちに言った。
ケンカが通用する時代は終わったんだよ。
ワタシはその時のシーンをよく覚えている。
レディースから卒業して、クラブを経営するようになったのは、その男のあの時の言葉があったからかもしれない。
銀座のママとして、お客さんと話していると、レディースだったということを誰も信じてくれないのだ。 続く
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2019年04月11日

真澄携帯小説3555

今まで殴りあっていた男たちが、餃子や唐揚げを一緒に食べているのである。 一度、拳を交えると急激に仲良くなるものである。 お互いのチームが意気投合してしまった。
そして、話題は黒いスーツの男になった。
あの人はいったい何物なのだろう。
ただ本物だということは、悪なら誰でもわかるだろう。
中華を食べ終わった時に黒いスーツの男が再びやってきた。
続く
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2019年04月10日

真澄携帯小説3554

今まで入り乱れていた連中がおさまった。
黒いスーツの男はさっと車に乗り込みさっていった。
いがみ合っていた連中が全員きれいに頭を下げていた。
黒いスーツの男が去った後に、今からケンカを始めようとはならない。
このお金で、中華を買ってこい。
今から、ここで仲直りの会を始めるぞ。
チームの若手が中華のテイクアウトを買いに走るのだった。
続く
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