2017年09月26日

真澄携帯小説2988話

コウヘイがストレートに質問する。
「やっぱりケンカ強いんですか?」
「徹底的にやるわな。ナメられたらこの世界おわりやからな。体を鍛えてる奴や格闘技やってる奴の方が普通にやったらつよいわな。ただ俺たち普通にやらへんもんな。急所も蹴るし、絶対勝てない相手と思ったら不意打ちもするわな。負けたら終わりやから。背負ってるもんが違うから。ケンカのプロやねん」
コウヘイは愚問をしたと思った。
続く
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2017年09月25日

真澄携帯小説2987話

ユウダイさんが話を続ける。
「入ってみたら外から見てるのと全然違ったわ。まあ族のヘッドをやっていた時は好き放題やってたわけ。入ってみると修行の日々やね。自分勝手な行動はできないわけ。今までやったら自分一人の行動やったのが、組に迷惑をかけることになるから。だから行動に責任を持つようになったな。あとは気遣いやな。兄貴の身の回りの世話もするから。相手が何を考えているか、何を欲しているか、それを考えて行動するようになったね」
続く
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2017年09月24日

真澄携帯小説2986話

ユウダイさんが自分の若い時のことを語ってくれた。
「もともと族やったんや。暴走族やな。そこでヘッドやっとったんやわ。それで他のチームとも揉めたんや。子供同士のケンカで終わってたら良かったんやけど、相手のチームが先輩の本物を出してきたんや。そらこっちもあせるわな。それでこっちも先輩の本物の人に相談に行ったんや。上同士で話し合って治まったんやけど、それがキッカケでスカウトされたんや」
続く
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2017年09月23日

真澄携帯小説2985話

コウヘイはインタビューをユウダイにお願いする。 「そんなインタビューって、俺なんかに何聞くのよ。ろくな人生歩んでないで。どんな話が聞きたいのか。塀の中の献立とか教えたろか」
コウヘイはすでにびびっている。
「正直、そっちの世界の方って僕らからしたら未知の部分が多いんですよ。なので本当に素朴に聞きたいことが多いんですよ。まず何でその業界に入ろうとしたんですか?」
「まあ誘われたから違うかな」
ユウダイさんは語ってくれた。
続く
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2017年09月22日

真澄携帯小説2984話

コウヘイはユウダイさんと言われるコワモテの部屋をノックする。
このシェアハウスは本当にバラエティ豊かなメンバーが住んでいる。
ドアをノックする。
「はーい」
ちょっと低い声が聞こえた。
ドアを開けて、ユウダイはすぐに出てきた。
パンツ一丁に裸であった。
そしてその裸には綺麗な絵が書かれていた。
それで引いてはいけない。
コウヘイはユウダイにインタビューさせて欲しいと交渉した。
続く
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2017年09月21日

真澄携帯小説2983話

ペリーさんに沢山の話を聞くことができた。
そのことに、一番驚いたのがミュージシャンのサトシだった。
「よくあの人から話を聞くことできたね、ペリーさんっていうんだね。それならさ、ユウダイさんからも話を聞いてきてよ」
ユウダイさんという初めて聞く名前が出てきた。
「正直、ユウダイはちょっと怖いんだよね。ちょっとそっちの業界の人かなと思うぐらい怖いんだよ。聞いてきてよ」
ユウダイさんという怖い人がまだこのシェアハウスには住んでいるのか。
コウヘイはユウダイさんにインタビューすることにした。
続く
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2017年09月20日

真澄携帯小説2982話

コウヘイはペリーさんに質問する。
「じゃあ金利の低い今はマンションの購入としてはベストタイミングなんですか?」
「それがそうとは限らないんだよ。金利が安いとみんなが不動産をローンを組んでも買おうとする。そこで物件の価格は高くなることがあるんだよ。金利は低いけど物件の値段はたかい。それをどうとらえるかだね。逆に金利が高くなると、不動産の価格は下がる。また金利も上がり、不動産も上がるというパターンもある、まさにバブルがそれだね。ただ言えることは不動産が高値なら相対的に賃貸は安くなる、また不動産が安ければ賃貸は相対的に高くなる、賃貸の値段はコロコロ変わらないからね。全てがあってるかわからないけど僕はそう思うんだよ」
ペリーさんの独自の理論を聞くのがコウヘイは好きだった。
続く
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2017年09月19日

真澄携帯小説2981話

ペリーさんは語る。
「分譲マンションを買った時にどんなローンを組んだかというのが重要なんだよ。金利を固定にしているか、変動にしているか。今は変動金利がすごく安いね。固定はそれより少し高い。変動は安いけど、これから上がる可能性があるんだよ。例えば4000万借りていて3%の金利になると年に120万、月に10万円の金利になる。10万円払っても元本は減らないことになる。歴史的に見ると3%は全然あった数字なんだよ」
コウヘイは金利というものをそこで知ったのだ。
続く
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2017年09月18日

真澄携帯小説2980話

ペリーさんは続ける。
「分譲マンションを買うメリット、それは一番は単純な計算で得であるということである。仮に4000万のマンションを35年ローンで返済する。今の低金利が続けば月の払いは10万ぐらいでいける。同じマンションを賃貸で借りると月の払いは16万ぐらいの家賃になる。そして最終的にマンションは自分のものにならない。しかも団体信用保険というのがあり、もし何かあればローンの返済をしなくていいようになっている。いわば旦那に生命保険をかけていることになる。これだけを考えると圧倒的に分譲の方がいいとなるんだよ」
「じゃあ買った方がいいですよね」
「それがそうとは限らないんだよ」
続く
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2017年09月17日

真澄携帯小説2979話

ペリーさんは彼女である人形を横に座らせさらに語る。
「よく駅でマンション情報誌が置いてるよね」
確かによく無料で駅にバイト情報誌の横に置いていたりする。
「そこでよく、賃貸が得か、分譲が得かという特集組まれているよね。これは永遠のテーマと言っていいぐらい、論争されているよね。それに対して自分なりの意見があるんだよ。だいたいは、計算すると分譲の方が得なんだよ。特に低金利の今はそうだね。いろんな要素があるが、自分の中で一番大切な要素として、選択の喜びというのがあると思うんだよ。例えばファミレスに行っていろんなメニューを見て選択してチーズハンバーグを食べたとする。もう一方は最初からチーズハンバーグしかなく食べたとする。同じチーズハンバーグを食べたことには変わりない、しかしその喜びは選択してチーズハンバーグを食べた方が大きいと思うんだよ」
コウヘイはわかったようなわからないような、そしてペリーさんはチーズが好きなんだとそれだけはわかったのである。
続く
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2017年09月16日

真澄携帯小説2978話

コウヘイはいろんなアイドルや女優をテレビやネットで見てきたが、正直、ペリーさんがつれている人形が一番可愛く、そして綺麗に見えた。
ただ人形である。
コウヘイは考える。
人形だよ、話したりできないんだよと自問自答する。
ただ今までアイドルや女優と話せたことがあるだろうか、当然ないのである。 まだ肉眼で実際に会える人形の方が近い気がする。 コウヘイはその人形に心を奪われたような気がした。
続く
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2017年09月15日

真澄携帯小説2977話

ペリーさんが連れてきたのは60センチぐらいの人形だった。
ただその人形は人形というレベルをこえていた。
あまりによくできているのだ。
そしてオシャレである。 今まで見た人形の中で一番よくできている。
そして服が人の服と同じクオリティでできているのである。
服を60センチにして、同じクオリティを保つ、ある意味人の服より高くなるだろう。
「その服オシャレですね、いくらですか?」
「12000円」
人の服以上の値段がした。
続く
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2017年09月14日

真澄携帯小説2976話

ペリーさんが部屋に帰り、彼女のような存在として紹介してるそうである。
ペリーさんに彼女のような存在がいたのに驚いた。 まったくそんな気配を感じなかったからだ。
ペリーさんの部屋にもう一人住んでいたとはまったく想像もできなかった。
あの一人でも狭い部屋にである。
階段からペリーさんが降りてくる。
ただ足音はペリーさんの足音だけである。
「連れてきたよ」
いったいどういうことなんだろう。
続く
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2017年09月13日

真澄携帯小説2975話

気がつくと動画の録画がとまっていた。
とりあえず、沢山お話を聞けたからいいかとなった。
話してみるとペリーさんは悪い人ではなさそうだった。
カメラが回ってないので、コウヘイはリラックスして聞く。
「彼女とかつくらないんですか」
「なかなか出会いがないからね。でも彼女みたいな存在はいるんだよ、連れてこようか」
そう言ってペリーさんは自分の部屋に何かを取りに行った。
続く
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2017年09月12日

真澄携帯小説2974話

コウヘイが質問する。
「じゃあ普通に日経平均のETFを買うのと、日経平均インバースを買うのは、上がるか、下がるかで同じ理屈になるんですかね?」
ペリーさんがいい質問をしたという顔をして、説明してくれる。
「理屈は同じに近いんだけどインバースにはちょっと弱い局面があるんだ。それはボックス相場と呼ばれる、小刻みに上がったり下がったりする相場をいうんだけど、それには弱いんだ。ちょっとづつ値段を下げてしまうんだ。インバースの場合は、持っている株が高値になり、そのリスクヘッジとして使われることが多いんだ」
コウヘイはわかったような、わからないような、そんな感覚で話を聞いた。
続く
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2017年09月11日

真澄携帯小説2973話

コウヘイがすでについていけてないのに話を進める。
ペリーさんはマイペースである。
「日経インバースというのは、日経平均が下がると価格が上がるという仕組みになってるんだよ。本来、例えば18000円の日経平均を買い20000円になると2000円利益を含むことになる。 インバースはそれと逆で日経平均が下がれば利益を含む。仮に18000円で買って16000円まで下がれば2000円近い利益を含むということなんだよ」
コウヘイには下がれば利益が含むというのがいまいちぴんとこなかった。
続く
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2017年09月10日

真澄携帯小説2972話

ペリーさんは普段人と話してないからだろう、話し出すと止まらなかった。
「ポートフィリョというのは割合だから、フォーメーションと言える。サッカーでいうワントップでいくのか、ツートップでいくのかという感じである。そして最初に言ったポジションというのはそのポジションをどのラインまで上げたり、下げたりするのかということである。例えば、ポートフィリョに置いて、日経平均を10%保有する。その10%をどの価格で買い、そして売るか、そして、インバースを保有するうポジションを自分の中で判断しなければならないんだよ」
コウヘイは、インバースというまた知らない言葉と出会うのであった。
続く
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2017年09月09日

真澄携帯小説2971話

ペリーさんは珈琲を飲みながら語る。
「ポジションというのは、割合ということだね。要するにいつまで勝負をし続けないといけないかという所に行き着くんだよ。利益を確定させた所で、それが円だと、結局は為替に左右される。金やプラチナにして持つのもいいけど、まったくそれ自体は利益を生み出さない。なので割合を決めていくんだよ。よく言われているのは株と債権で分散させる、先進国と新興国で分散させる、そして1割を地金にしておくという、そういう割合をポートフィリョというんだよ」
コウヘイは初めて聞く言葉だらけで着いていくのに必死である。
続く
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2017年09月08日

真澄携帯小説2970話

ペリーさんは続ける。
「頭と尻尾はくれてやれという言葉があるんだよ。一番底で買って、一番高値で売り抜ける、これは理想だけど、そんなことできるわけがない。そこで頭と尻尾はくれてやって、中味を得るという意味なんだ。少し上がった所で買い、上がりきる前に売り抜ける。もう少し持っとけばと欲を出さない」
「じゃあ、ペリーさんは実際にその手法で行われているんですか」
「自分はまた違ったやり方、考え方を持ってるんだよ。ポジションという考え方かな」
コウヘイは興味津々に聞く。
続く
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2017年09月07日

真澄携帯小説2969話

ペリーは語る。
「ナンピン買いのデメリットでいうと、資金がいるということ、手持ち資金の少ないパーセントにしないとナンピン買いはできない。 下がったタイミングを見て仕掛けるという方法もある、順調に上がっいた株が、何かの要因で一気に暴落することがある、そのタイミングを見て買うのだ。暴落するには何かの理由があるのだが、それでもあまりに売られ過ぎではないかと考える、ポイントは本当にやばいか、一時的なものなのか、その見極めが大切なんだよ」
コウヘイはトークというより、ただただ聞く人になっていた。
続く
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