2017年02月18日

真澄携帯小説2768話

ユリはイカ丼を食べる。 安川はユリのイカ丼をのぞく。
「人の物ってやっぱり美味しく見えるの?」
ユリはよく僕のことをわかっている。
僕もなぜそんなことを言ったのかわからないけど思わず
「じゃあユリも人の物になったらもっと綺麗に見えるのかな」
一瞬二人の間に、今まで見たこともない空気が流れた。
空気だから見えるわけではないのだが、明らかに今までとは違った空気が流れたのだ。
続く
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2017年02月17日

真澄携帯小説2767話

どうしても初めて来た時は海鮮丼を食べてしまう。 それを数回繰り返すと、他のも食べてみようとなる。
そこで揚げ物定食なのだ。
刺身で食べれる新鮮な魚を揚げて食べるのである。 何とも贅沢である。
揚げ物定食をいただく。 天つゆもあるが、ここは塩だろう、塩をパラッとふりいただく。
白身の方がはっきり味の違いがでるかなと、サヨリをいただく。
ホクホクである。
白身の上品な旨味が口の中に広がる、それを塩がさらに拡散させていく。
刺身でいただくより旨味が出ている。
安川は思わずにやけてしまった。
続く
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2017年02月16日

真澄携帯小説2766話

城崎温泉について、ご飯を食べることにした。
店先で魚を売っており、その魚を二階で食べれるようになっていた。
レギュラーメニュー、海鮮丼、魚の揚げ物セット、刺身定食、イカ丼、ウニイカ丼などがあった。
これだけメニューがあると本当に迷ってしまう。
前までは海鮮丼を食べることが多かった。
甘エビとイクラの相性が本当にいい。
ここは揚げ物定食にしとくか。
ユリはイカ丼を注文した。
続く
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2017年02月15日

真澄携帯小説2765話

円山川から城崎温泉に行く。
円山川沿いにも旅館がいくつか並んでいる。
ここは城崎温泉なんだ。 あっという間に到着した。
観光客の人達がお土産屋さんで買い物をしていた。 あの人は、これから泊まる人だろうか、泊まった後の人なのだろうか、そんなことを想像する。
ワクワクしている表情か、ああ楽しかったと思っている表情なのか、その人がもともとどういう表情をしているのか知らないのでとても難しい想像であった。 そして何より、本人に今日から泊まりですか?帰りですか?と聞くわけにはいかないので答えがない想像であった。
続く
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2017年02月14日

真澄携帯小説2764話

ラムサール条約とは湿地の保存に関する国際条約のようだ。
水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守るために1975年に発効されたみたいだ。
前に円山川を見た時に、情緒というか、自然を感じたのはそういうことだったのか。
湿地は水鳥からすると、安定して食糧を確保できる願ってもない場所なのだろう。
しかし人間からすると埋め立てたり都合よくいじれる場所なのだろう。
コウノトリが足の傷を癒していることから発見された鴻の湯がある城崎温泉近くを流れる円山川を安川とユリは眺めるのであった。 続く
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2017年02月13日

真澄携帯小説2763話

久美浜湾から南下して、城崎温泉に向かう。
城崎温泉は前にも来たことがあった。
あまりに良かったのでもう一度行こうということになった。
178号線を進み、豊岡に向かう。
そしてそこから円山川を沿いに車を走らせる。
円山川の水が海に向かうのと同じ方向に車も海に向かう。
円山川下流はラムサール条約に登録されているみたいだ。
続く
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2017年02月12日

真澄携帯小説2762

ウナギヘッドはボロボロになりながらも帰ってきたのだ。
ウナギヘッドがナマズ大王に報告する。
それは海には湾では考えられない魚がいて、戦うにはあまりにも危険だという意見だった。
ナマズ大王が居城にしていた場所を、湾の中で一番海から遠い場所にしようということで話は決まった。
そんな久美浜湾での話を想像しながら安川とユリの旅は続くのであった。
続く
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2017年02月11日

真澄携帯小説2761話

幹部たちの意見がわれる。
ウツボに攻めていくと抗戦派。
降伏をするという意見。 話がなかなかまとまらない。
そんな話し合いが続いている時に、なんとウナギヘッドが現れたのだ。
ウナギヘッドは傷だらけである。
帰ってこれたのが奇跡である。
そんなボロボロの体で現れたのである。
続く
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2017年02月10日

真澄携帯小説2760話

ナマズ大王を中心に幹部達で話し合いが持たれた。 ナマズ大王をトップとして、実質組織のナンバー2として組織を切り盛りしていたウナギヘッドが帰ってこないのである。
しかもウナギヘッドを襲った相手もわかっている。 ウツボギャングである。 今までまったくこのように揉めたことがなかったわけではない。
ただ今回に関してはあまりにも相手が強大である。 話し合いは続いた。
続く
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2017年02月09日

真澄携帯小説2759話

湾の仲間達がフナ吉の周りに集まってきた。
みんなに、さっき起こった出来事を伝えた。
ウナギヘッド達がまだ湾に到着していない。
これは一大事だということになった。
フナ吉はナマズ大王に報告に行くことにした。
全ての事実をナマズ大王に報告した。
ウナギヘッド達を助けに行くのか、これ以上被害が出ないように待機をするのか、判断が難しい場面であった。
続く
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2017年02月08日

真澄携帯小説2758話

フナ吉は自分が海の沖の方に向かっているのか、もともと住んでいた湾の方にいるのかわからなくなっていた。
無我夢中であった。
ただ進む。
その時にメダカのおじさんを見つけた。
メダカのおじさんがいるということは湾に帰ってきたということである。
そこでやっと冷静になれた。
自分は無事だった。
しかしウナギヘッド達はどうなったのだろうか。
海はあまりに恐ろしい場所だった。
続く
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2017年02月07日

真澄携帯小説2757話

後ろを振り返らず走る。 後ろを振り返るということはまだ余裕があるんだとわかった。
後ろを振り返る時点で相手との距離を考えている。 もし振り返った時に真後ろに敵がいたらそれで終わりである。
振り返るというのはやられる確認をするようなものだ。
後ろを振り返る必要がない、そして怖くて振り替えれない。
フナ吉はただただ進むのであった。
続く
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2017年02月06日

真澄携帯小説2756話

ウナギヘッドはとっさに体をそらしたが、ウツボの鋭いキバはウナギヘッドの体を切り裂いた。
ウナギヘッドは必死の形相でこちらを見ながら叫んだ。
「退散」
みんなもうスピードで逃げる。
ただ潮の流れが早くて思うように進まない。
フナ吉も出せるだけの力を振り絞って逃げるのであった。
続く
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2017年02月05日

真澄携帯小説2755話

一行の前にさらに見たことのない魚が立ちはだかった。
胴体が長い魚、鰻や蛇のようにも見えるがまた違う。
現れたのは海のギャングと呼ばれるウツボであった。
そのウツボの前にウナギヘッドは臆することなく立った。
ウナギヘッドは睨みを効かす。
百戦錬磨のウナギヘッドがまとうオーラは半端ではなかった。
そのウナギヘッドに次の瞬間、ウツボは迷いもなく噛みついた。
続く
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2017年02月04日

真澄携帯小説2754話

大きな魚がこっちに突っ込んできた。
フナ吉は逃げたくても体がすくんで動けない。
大きな魚はやってくる。 もうだめだ、食べられてしまう。
目をつむった。
自分は食べられてしまったのか。
目を開けると小さな魚が横を通りすぎていく。
大きな魚だと思っていたのは小さなイワシの大群だったのである。
今まで住んでいた場所にはそんな魚がいなかったので、フナ吉はあっけにとられるのであった。
続く
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2017年02月03日

真澄携帯小説2753話

体が水に押され自分が体感したことのない速度を感じた。
「みんな離れるな」
ウナギヘッドが叫ぶ。
フナ吉は流されながらも何とか体をコントロールしてウナギヘッドに近づくのであった。
やっと流れがおさまった。
周りを見ると今まで見たことのない景色だった。
前から恐ろしく巨大な魚がやってきた。
フナ吉は恐ろしくてまったく動けなくその場でかたまった。
続く
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2017年02月02日

真澄携帯小説2752話

ピリッとした感覚と同時に味わったことがないぐらいの流れを感じた。
泳いでも前に進まないのだ。
しっかり泳がないと体が持っていかれてしまう。
「進むぞ」
ウナギヘッドの声で皆必死に泳ぐ。
少しづつ前に進んでいる。
皆必死に泳ぐ。
すると一気に前に進んだ。
もうスピードで体が進む。
水の流れが変わったのだ。
続く
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2017年02月01日

真澄携帯小説2751話

楽しい夜を終えぐっすりとフナ吉は眠った。
ウナギヘッド率いる一行は進んでいく。
その案内をフナ吉はする。
どれぐらいすすんだろうか、本当に通路が存在するのかと、不穏な空気が流れた所で一気に水温が変わった。
一気に寒くなったのだ。 そして今までに味わったことがないピリッとした感触が体を襲った。
皆も同じように唖然とした顔をした。
続く
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2017年01月31日

真澄携帯小説2750話

この店はいわゆるクラブといわれる店だった。
ウナギヘッドにママさんが挨拶にくる。
ただウナギヘッドのお気にいりは別の女の子であった。
お気に入りの女の子と直接やり取りをすればいいのだが、あくまでもウナギヘッドはママさんのお客さんということになる。
この辺りがキャバクラとシステムが違う所なんだろうとフナ吉は観察をした。 高級店なのはわかっているがいったい、どれぐらいのレピアゴールドを払うのか見当がつかなかった。
続く
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2017年01月30日

真澄携帯小説2749

割烹を頂き、次の店に行くことになった。
割烹から泳いですぐの店に入る。
このあたりは飲み屋街であった。
店に入ると「いつもの席にどーぞ」と奥の席に通された。
ウナギヘッドはかなりの上質のお客さんなのだろう、店の気遣いが感じられた。
席につくと、ボトルに入った高級酒が並べられ、隣には見たことない綺麗な金魚が座った。
フナ吉のとなりにも金魚が座った。
こういうお店に来たことがなかったのでフナ吉は当惑するのであった。
続く
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