2017年11月14日

真澄携帯小説3038

待ち合わせは前のカフェだった。
人がほとんどいないので安心して会えるというのがあった。
次郎が先についている。 彩月が到着する。
「今日のワンピースすごく似合ってるね」
おもわず次郎は口に出してしまった。
それぐらい似合っていたのだ。
前にあった時よりいい、お互いにそれを感じた。
彩月の薬指には既に指輪はなかった。
続く
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2017年11月13日

真澄携帯小説3037話

彩月は今の生活に満足していた。
旦那さんは優しい。
なんの問題もない。
ただ頭にこの前の記憶が残っていた。
この前のことを忘れよう、忘れようとした。
そうすればそうするほど頭から離れなかった。
何度も携帯を見る。
そしてかけてはいけないと制御していた。
携帯を見る。
押してしまった。
つながった。
次郎だった。
繋がった瞬間から、前の続きである。
しゃべると会いたくなるのである。
二人はあうことにした。 彩月はリビングから飛び出し、次郎のもとに向かうのであった。
続く
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2017年11月12日

真澄携帯小説3036話

友達でない二人、これからどういう関係でいたらいいのだろう。
次郎は彩月を駅まで送った。
また次いつ会えるかもしれない、そんな寂しさをかかえ手を振るのであった。 彩月も同じ思いだった。 これが最後になるのだろうか。
何ども振り返り、彩月は手を振るのであった。

あの出来事は夢だったんだろうか、そんな思いになるほど平坦な日々を彩月はすごしていた。
結婚して引っ越したリビングが大きなマンションのソファーに座りながら思いにふけるのであった。
続く
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真澄携帯小説3035話

キスはほんの数秒だった。
同じように時間が流れている。
考えてみれば、朝の忙しい時も、夕方のぼーとしている時間も同じ10分である。
しかしその体感は全然違う。
日々のルーティンでしなければいけない10分と、空白の10分では感じ方が違うのだ。
決まった数秒という中では、二人のキスはあまりに内容の濃い時間であった。 友達はキスをしない。
二人はもう友達ではないのである。
続く
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2017年11月11日

真澄携帯小説3034話

彩月がトイレに行く。 帰ってきて、モヒートのグラスを持つ。
その薬指には指輪がなかった。
昼に公園でベンチで座っていた時とは考えられないぐらい距離は縮まっていた。
彩月と次郎は手を握る。 しっかり指と指とが絡まるように手を握る。
もう友達の距離ではないのた確かである。
彩月の電話が鳴った。
二人の魔法がとける合図であった。
次郎はマスターに会計をお願いする。
バーの外に出る。
次郎は彩月をぐっと引き寄せキスをした。
彩月はそれを受け入れた。
続く
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2017年11月10日

真澄携帯小説3033話

次郎と彩月はお互いにおいのことを聞かなかった。
ハッキリと聞くと二人の関係が終わってしまうことをお互いにわかっていた。 お茶をして、公園にいてるまでは自分の気持ちをセーブしていた。
ワインを飲み、次郎は気持ちをセーブすることができなくなった。
「もう一軒行こう」
イタリアンバルを後にしてバーに行くことにした。 カウンターで横並びに座る。
二人の距離は縮まっていた。
次郎が彩月の太ももに手を置く。
彩月はそれを払うことはなかった。
続く
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2017年11月09日

真澄携帯小説3032話

スパークリングの次は白ワインである。
ソーヴィニヨンブランをヒラメのソテーに合わせる。
あれだけ公園で会話がなかったのに、お酒が入ると会話ははずむのであった。 彩月さんは普段家ではお酒を飲まないらしい。
今日は特別だそうだ。
そんな特別を導きだした次郎は嬉しかったのと寂しさがあった。
特別を平常に持つことができないことがわかっていたからだ。
彩月さんの薬指には指輪がはめられていた。
続く
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2017年11月08日

真澄携帯小説3031話

二人は公園から移動してレストランに入ることにした。
川沿いにあるイタリアンバルであった。
彩月さんも飲めるというので、スパークリングワインを頼むことにした。
カルパッチョにスパークリングワインを合わせる。 長いグラスにスパークリングを注ぐと泡が勢いよく上に上がっていく。
泡を見ているとけっして底から上がってきているわけではない、途中からふっと現れて上に上がっていくのだ。
そのふっとした感じが彩月さんとの出会い似た感じがした。
そして泡は上がる。
僕たちもそんな感じになるのだろうか。
続く
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2017年11月07日

真澄携帯小説3030話

公園でゆっくりする。
そこからどうしようとか、そんな話にはならなかった。
二人とも今のこの時間を楽しみたいというのがあり、動くことでこの時間を壊してしまうことが怖かったのである。
公園に何分いただろうか。
そして二人でした会話というのはほとんどなかった。
そして少し肌寒くなってきた。
ベンチに座り珈琲を飲む。
二人の距離が少し縮まっていた。
少し肩がふれあうのであった。
夕暮れは一瞬、そこから一気に日は暮れるのであった。
続く
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2017年11月06日

真澄携帯小説3029話

彩月さんとの出会いは置いておいて初めての出会いである。
「ここのホテル綺麗ですよね。初めてきたんですよ。前は何回か通っていたんですけどね」
「綺麗ですよね。前に友達が結婚式を挙げてきたんですよ。チャペルもあって凄い素敵でしたよ」
何気ない会話をする。
お互いに確信についた話はしないように自然とそういう会話になった。
「ちょっと天気いいんで公園でゆっくりします?」
「いいですね」
公園に向かうことにした。
芝生が広がっていた。
ベンチがあったので座ることにした。
こうしてベンチに座っていると長年付き合ってるカップルのようであった。
しかし今日初めて会ったのである。
続く
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