2017年02月27日

真澄携帯小説2777話

旅館を後にすることにした。
城崎から大阪方面に向かうことにした。
舞鶴自動車道に乗ってしまうと二時間半ぐらいで大阪についた。
車をクリスタ長堀の駐車場に停めることにした。
クリスタから地上に上がり長堀橋、御堂筋あたりを歩く。
大阪は縦の道を筋で呼び、横の筋を通りで呼ぶ。
安川はそれを自慢気に話す。
ユリは大きなリアクションをして驚いてくれるので安川は上機嫌だった。
続く
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2017年02月26日

真澄携帯小説2776話

今まで何度も泊まってきたが、結婚を決めてから泊まるとまたまったく違う景色が見えた。
朝起きた時に、覚めない夢があった。
隣に寝ているのは、もうすぐ夫になる人である。
旅館で朝食を頂く。
さすがに高級旅館である。
朝食から豪華である。
焼き魚が出ているが、その魚は本格派である。
一口食べるだけで口の中に日本海が広がるのであった。
続く
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2017年02月25日

真澄携帯小説2775話

庭を見ながらゆっくりする。
今まで、車で走り、観光をしと繰り返してきたので、こうやって落ち着いて話すことはなかった。
ユリは思いきってきりだす。
「これからどうする?」
「どうしよっか?」
「何かやりたいこととかあるの?」
「結婚」
あまりの答えにユリはどうすることもできなかった。
そして続けて安川は言った。
「結婚してくれる」
「はい」
なぜがユリは敬語になった。
この景色、一生忘れないだろうな、ユリはそう思った。
続く
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2017年02月24日

真澄携帯小説2774話

部屋でゆっくりする。
今まで、部屋でゆっくりするというのがなかった。 せっかく旅行に来たのだからと外にでることが多かった。
さすが城崎温泉で一番といわれる旅館である。
部屋から見る庭がとてもきれいだった。
この庭も四季折々なんだろうと想像する。
新芽が出る春、緑が濃い夏、赤くなる秋、そして葉をおとしシンプルになる冬、どれも美しいが、冬の雪景色が一番なんだろうと庭を見ながら思うのであった。
続く
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2017年02月23日

真澄携帯小説2773話

本日の宿は、城崎温泉でも一番と言っていい宿であった。
まずはその立地である。 一の湯からすぐの場所にある。
大きな庭がある。
お出迎えがある。
部屋が綺麗で大きい。
料理が美味しい。
外湯に行く時の下駄がかっこいい。
傘かかっこいい。
下駄や傘まで違った。
その傘を持っていると
周りの人は、あの人はあの旅館に泊まっているんだという感じになる。
安川とユリはその旅館に泊まることにした。
続く
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2017年02月22日

真澄携帯小説2772話

ユリが二階の休憩スペースに行くと、安川はすでにコーヒーを飲んでいた。
「今日どうする?」
「探そっか」
こうして夕方過ぎからその日泊まる宿を探すのがおきまりであった。
旅とは非日常を味わいに行くものだがあてもなく旅をしているとそれが日常になる。
日々宿をかえて旅をする。
これが二人にとっての日常になっていた。
続く
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2017年02月21日

真澄携帯小説2771話

ユリは髪の毛を束ね、温泉に入ることにした。
髪の毛を洗っていると、集合時間に間に合わないから。
そしてメイクもそのまま。
髪の毛もメイクも寝る前でいいっか。
というか今日はどこに泊まるのだろう。
行き当たりバッタリの旅、安川の言うままについてきている。
いつまでこの生活をつづけるのだろう。
それを聞くと全てが終わってしまいそうでこわかった。
続く
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2017年02月20日

真澄携帯小説2770話

城崎温泉は外湯が有名である。
宿に泊まらないでも温泉に入ることができる。
そんな外湯が七つもあるのだ。
前に来たときにけっこう回ったので、今回は一の湯だけにしておくことにした。
いつも一緒だが、お風呂の時だけは別である。
「今から60分後に集合で」 「わたしそこまでかからないよ」
「上のソファーの所に集合な」
「はーい」
同じ温泉で別の湯船、あまりに小さい別れである。 続く
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2017年02月19日

真澄携帯小説2769話

その空気を打破したい。 安川はすぐに別の話に切り替える。
「イカって透き通っている新鮮なのも美味しいけど、ちょっとねかして白くなった方が甘味がでて美味しいみたいだよ」
ユリの前におかれているイカ丼は、透き通った新鮮なイカであった。
今から透き通っているイカを食べる人に言う言葉ではない。
「こんな新鮮なの食べれて嬉しいわ」
歪んだ空気は何とか平常に戻ったようだ。
続く
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2017年02月18日

真澄携帯小説2768話

ユリはイカ丼を食べる。 安川はユリのイカ丼をのぞく。
「人の物ってやっぱり美味しく見えるの?」
ユリはよく僕のことをわかっている。
僕もなぜそんなことを言ったのかわからないけど思わず
「じゃあユリも人の物になったらもっと綺麗に見えるのかな」
一瞬二人の間に、今まで見たこともない空気が流れた。
空気だから見えるわけではないのだが、明らかに今までとは違った空気が流れたのだ。
続く
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